「おうちで簡単にまつげパーマができる!」
そんな謳い文句で、セルフまつげパーマキットがネットやSNSで話題になっています。価格も手頃で、サロンに通う手間もかからないため、セルフで試してみたい…という方も少なくありません。
しかし、プロのアイリストの立場からは、セルフまつげパーマは絶対におすすめできません。今回は、その理由とリスクについて、詳しくご紹介します。
INDEX
セルフまつげパーマとは?
セルフまつげパーマとは、自宅で自分自身にまつげパーマをかけること。ロッドやパーマ液などがセットになったキットを購入し、自分で施術を行うスタイルです。
最近はYouTubeやTikTokでも「簡単にできた!」という動画が増えていますが、美容技術者から見ると非常にリスクが高い行為です。
セルフまつげパーマの危険性
ロッド選びや装着に専門知識が必要
まつげパーマをかけるには、まず自まつげに合ったロッドを選び、丁寧に装着する必要があります。ロッドの種類やカール感、長さの相性が合っていないと…
- まつげの方向がバラバラになる
- ロッドから外れやすい
- カールがチグハグになる
- 無理なテンションがかかって抜け毛の原因になる
など、仕上がりの失敗や毛へのダメージに繋がってしまいます。
パーマ液が目に入るリスク
サロンでのまつげパーマは、目を閉じた状態で安全に施術を行います。
一方、セルフでは「自分で自分の目元を見るために目を開けて作業する必要」があります。そのため、パーマ液が目に入る危険性が非常に高いのです。
まつげパーマに使われる薬剤には、強いアルカリ性や還元剤が含まれており、目に入ると失明の危険すらあります。
たとえ一滴でも目に入ってしまえば、角膜びらん・角膜潰瘍などの深刻なトラブルになる可能性があります。
手先が目元に近づくことでの物理的リスク
ツイーザーや爪楊枝などを使ってまつげをロッドに巻き付ける作業は、非常に繊細かつ危険な工程です。
手が滑れば、器具が目に刺さる、角膜を傷つけるといったリスクが常に伴います。
パーマ液による肌トラブル
まぶたや目の周りの皮膚は非常にデリケート。
パーマ液が皮膚に付着することで、
- かぶれ
- 赤み・炎症
- かゆみ・発疹
といったアレルギー反応や肌トラブルが起こる可能性もあります。
安い・簡単は本当に得?セルフ施術の代償
セルフまつげパーマは、「いつでもできる」「安い」というメリットが強調されがちです。
しかし、それは“安全性を犠牲にしたコストカット”であることを忘れてはいけません。
一度目を傷つけたり、まつげが抜けたりしてしまえば、回復には時間も費用もかかります。
最悪の場合は二度とまつげが生えてこなくなる、視力に支障をきたすなど、取り返しのつかないことになる可能性もあります。
まとめ
セルフまつげパーマは、見た目以上に繊細で、専門的な技術が必要な施術です。
「安いから」「簡単そうだから」という理由で始めるには、あまりにも大きなリスクが伴います。
まつげは目を守る大切な器官。
そして目は、何物にも代えがたい存在です。
キレイになりたいからこそ、信頼できるアイリストによる施術を選び、安全で美しい目元を手に入れてくださいね。
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