「まつ毛エクステの施術中、目がしみてつらかった…」そんなご経験はありませんか?
実はこの“しみる”症状、誰にでも起こり得る可能性があるんです。原因は1つではなく、その日の体調やまぶたの状態、目の開き方、さらにはアレルギーなど、さまざまな要因が関係しています。
今回は、まつ毛エクステ施術中に「目がしみる原因」と「その対策」について、プロのアイリスト目線でわかりやすくご紹介していきます。
INDEX
そもそも、なぜしみるの?
まつ毛エクステの施術には専用の接着剤(グルー)を使用します。このグルーには揮発性の成分が含まれており、空気中に蒸発する過程でごくわずかな刺激を発することがあります。
そのため、施術中に目を開けてしまうと、その揮発成分が目に入り、「しみる」「ピリピリする」「涙が出る」といった症状が出やすくなるのです。
「目を閉じていてもしみる」のはなぜ?
「しっかり目を閉じているのにしみてしまう」という方も、実は少なくありません。そんな場合には、以下のような原因が考えられます。
体調がすぐれないとき
寝不足・疲れ・風邪気味・生理前など、体が敏感な状態にあるときは、普段は気にならない刺激にも反応しやすくなります。
特に女性はホルモンバランスの変化によって、肌や粘膜が敏感になりやすいため、目元も影響を受けやすいのです。
いつもは大丈夫でも、その日はしみるということも十分あり得ます。
無意識に目が開いてしまっている
お休み中や施術中、無意識のうちにまぶたがゆるんで、少しだけ目が開いてしまう方もいます。また、アイプチやアイテープなどでまぶたが引き上げられている状態だと、完全に閉じにくくなることも。
そうしたわずかな隙間から、接着剤の揮発成分が目に届きやすくなってしまうのです。
アレルギー反応の可能性
まれにですが、グルーに含まれる成分にアレルギー反応を起こしてしまう方もいます。この場合は、「しみる」だけでなく、
- 目元が赤くなる
- 腫れぼったくなる
- 涙が止まらない
- 翌日までかゆみや違和感が続く
…などの症状が見られることがあります。アレルギーは、その日の体調や環境によっても発症しやすさが変わるため、「今まで大丈夫だったのに…」という方も注意が必要です。
目がしみてしまった場合の対策は?
当店では、お客様の体質やその日の体調を確認しながら、安全に施術を行うことを心がけています。
しみやすい方・心配な方には以下のような対応をしています。
- 施術中にこまめに風をあてて乾かす
- 低刺激グルーへの変更(ご相談ください)
- 目が開かないようアイパックやテープでやさしくサポート
- 体調の確認と事前のカウンセリングを丁寧に
また、もし施術中に「しみるかも…」と感じたら、遠慮なくお申し付けください!無理に我慢してしまうと、目に負担がかかってしまうため、早めの対応がとても大切です。
しみた時や違和感を感じた時は我慢せずにアイリストに伝えてくださいね。
